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こんな会社辞めてやる! ある女性が作った斬新な「退職届動画」が再生回数1000万回超えの大ヒットに

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現在、あるアメリカ人女性が作成した斬新な「退職届」が世界中で話題を呼んでいる。その退職届とは、YouTubeにアップされた動画「An Interpretive Dance For My Boss Set To Kanye West’s Gone」。そう、会社にうんざりした彼女は、なんと動画で上司に退職の意志を伝えることにしたのだ。

この奇抜なアイデアはすぐさま話題となった。退職届動画は多くの海外メディアでも取り上げられ、公開からわずか一週間で再生回数1000万回を軽く超える大ヒットを飛ばしているのだ。しかも! これに乗じて彼女の元上司が反撃に出る事態にまで発展し、ネット上はさらに盛り上がりをみせている。

・会社の状況や上司のやり方に不満を抱く映像制作者
驚きの退職届を提出したのは、台湾の映像制作会社で働いていたアメリカ人のマリーナ・シフリンさん。彼女は、ニュース映像などを作りながら約2年間この会社に勤めてきた。

だが、仕事の質よりも制作本数や視聴された回数を重視する上司のやり方に不満を感じていたという。また、忙しすぎて昼休みもなく、昼食をデスクでとらなければならない状況などにも疑問を抱いていたそうだ。

・退職を決意し動画で上司に報告することを思い立つ
何度上司に掛け合っても話を聞き入れてもらえなかった彼女は、ついに会社を辞めることを決意。そこで、映像制作に携わった経験を活かし、直接上司に退職の意志を伝えるのではなく、動画に自らの想いを込めることにしたのである。

・オフィスで退職届動画を制作
さっそく、社内の数か所にカメラを設置し撮影開始。時間は朝の4時半だ。映像には、誰もいないオフィスで踊りまくるシフリンさんの姿が映され、彼女の想いが次のように綴られている。

「2年間、私は自分の時間もエネルギーも恋人も犠牲にして働いてきたけど、上司は作品の質よりも量と視聴回数しか気にしません。だから私は、内容にこだわった自分なりの動画を作って上司に辞めることを伝えます!」

・退職届動画がYouTubeで大ヒット
彼女は動画をYouTubeにアップし、会社を辞めた。それから約一週間経った現在、なんとシフリンさんの退職届動画は世界中で話題となり、視聴回数なんて関係ないという彼女の想いとは裏腹に驚異的な勢いで再生されまくっているのだ。

・上司が同じような動画を制作し反撃に出る
この出来事はもちろん、彼女の上司の知るところとなる。そして、彼がとった行動は、まさかのパロディー動画制作。従業員を従えて、シフリンさんと同じ場所で同じようにダンス動画を作り、反撃に出たのだ。動画内で彼は次のように主張している。

「昼食をデスクで食べるのは、会社の周辺にレストランがないから。でも屋上にはプールもサウナもあるし、みんなこんなに楽しい環境で仕事をしています。シフリンさんが元気でやっていることを祈りつつ……現在、従業員募集中です!」

・両者の動画は共に話題となりネット上は賛否両論
元上司の反撃により、この出来事はさらに注目を集めている。ネット上では、「退職届動画なんて素敵なアイデア!」「最高の辞め方だね」など、シフリンさんを支持する意見のほうが多いようだ。

だが、なかには「彼女の辞め方はプロフェッショナルではない」、「動画に動画でやり返した元上司のほうが一枚上手だったな」などの意見もみられ、両者に勝敗をつける人まで出てきている。

・再生回数ではシフリンさんが圧倒的優位
動画で退職の意志を示した今回の出来事、みなさんはどのように感じただろうか。ちなみに、勝ち負けの問題ではないが、シフリンさんの動画から3日遅れで公開された元上司の動画は、現時点での再生回数が220万回ほど。視聴回数にこだわる彼は、今後シフリンさんのたたき出した数字に追いつくことができるだろうか。

参照元:YouTube1YouTube2MailOnline(英文)
執筆:むねやけサンデー

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