Skypeの「ビデオメッセージ」機能、誰でも無料で利用可能に、件数制限も撤廃
米Microsoft傘下の無料通話・グループチャットサービス「Skype」が、動画で伝言を残せる「ビデオメッセージ」機能を正式公開した。プレミアム(有料版)利用者だけでなく、無料版の利用者でも追加料金なしに送受信が可能になった。Windows、Mac、iOS、Android端末などで利用できる。
Skype上のコンタクト(連絡先)一覧から送りたい相手を選んで、パソコンのWebカメラやスマートフォンの内蔵カメラを使って撮影をする。録画できる長さは最大で3分。送信前に動画をプレビューしながら何回でもやり直しを行える。相手はSkypeにログインした際に受け取り、チャット画面から簡単に再生できる。
パソコンからスマートフォン、スマートフォンからタブレットといったように、データ形式を気にせず動画をやりとりすることが可能。
ただし動画を送れる相手は1対1のみで、グループには非対応。また動画の保存期間は送信から最大6カ月間。Skypeの有料版では無期限に残せる。
ビデオメッセージ機能は、2013年2月から試験導入が始まった。当初、無料で送受信できるのはSkypeの有料版利用者で、送受信できる動画の数は20件までとなっていたが、こうした制限は正式公開に伴い撤廃している。
なお、同じ無料通話・グループチャットサービスの「LINE」は2012年から、動画を送受信し、チャット画面から簡単に再生したり、履歴をさかのぼって再確認したりできる機能を導入している。ただしこちらは送信時にiPhoneやAndroid端末に保存してある動画を選ぶ方式で、Skypeと異なりアプリから新規に撮影したり、内容をプレビューしてやりなおしたりする機能はない。また動画の長さは1分30秒までとなっている。
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