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日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

これぞ「動く芸術」--運転支援システム「アイサイト」の動画が YouTube で空前の大ヒット!

SUBARU のお店で先進運転支援システム「アイサイト」搭載車を試乗すると、「ぶつからない!?ミニカー」がもらえる。この「ぶつからない!?ミニカー」が無数に登場し、「動く芸術」とも言える演出で閲覧者を魅了する動画「minicar music player.」が YouTube で話題になっている。

同動画は、「ぶつからない!?ミニカー」の紹介ムービーとして SUBARU が制作したもので、昨年12月25日の公開から1か月で70万再生を突破。動画コメント欄には「す、すごすぎる!!!」「素晴らしい技術!開発するの、大変だったでしょうね」「すごい!!一台もぶつかってないw」など、称賛の声が多数寄せられている。

「minicar music player.」の内容はこうだ。舞台はクルマの立体駐車場で、まず最初に IMPREZA(インプレッサ)のミニカーが登場する。IMPREZA は走行中に「ピッピッ」と音を鳴らしながら駐車場のアスファルトを走っていき、白いブロックが近づいたところで停止する。すると、IMPREZA の右横をめがけて「プップッ」と音を立てながら LEGACY(レガシィ)が近づいてくるが、やはり IMPREZA に衝突せずに止まる。

このようにして、無数のアイサイト搭載車のミニカーが様々な音を鳴らし、かつ1台も衝突せずに続々と集まっていき、いつの間にか駐車場はミニカーで埋め尽くされる。そして、突如現れたロボットアームが最初の IMPREZA を止めた白いブロックを持ち上げた途端、全てのミニカーは縦横無尽に散っていく。
http://www.youtube.com/watch?v=Q-ShJQThQxw
同動画の見どころは、「ぶつからない!?ミニカー」という名前のとおり1台も衝突しないことと、白いブロックが取り除かれたあとに、それぞれのミニカーが鳴らしていた音がひとつに合わさって、メリーゴーランドで流れているような音楽の大演奏が始まるところだ。クルマメーカーが自社製品を宣伝する CM や Web 動画は山ほどあるが、視聴者に感動を与えながらもアイサイトを的確に訴求する同動画には感服するばかりだ。

SUBARU が新型車に積極的に採用しているアイサイトは、人間の目と同じようにクルマの左右に取り付けられた2つの CCD カメラが基点となる。これと独自の画像認識ソフトウェアにより、前方の人や自転車、クルマ、白線などを立体的に区別・検出し、制御が必要と判断した場合に最適な制御をエンジンやブレーキ、トランスミッション、メーターに指示し、衝突事故の多くを回避可能にするなどしている。最近では、他メーカー車でも衝突回避装備の搭載が相次いでいるが、大半がレーザーや単眼カメラによるシステムのため、立体的に環境を認識することはできないそうだ。
http://japan.internet.com/busnews/20130128/4.html