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日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

スマホの動画を高齢者も楽々

広島工業大(広島市佐伯区)の学生が、スマートフォン(多機能携帯電話)同士で動画メールを送ると、着信先で再生後、自動的に録画をして返信してくるアプリを開発した。操作に不慣れなお年寄りでもスマホの動画機能が使えるようにする目的。実用化を目指し改良を進める。

 アプリは、スマホに内蔵されている動画の再生・録画機能を活用。送り手側で録画した動画メールは着信後に再生。10秒間の録画モードに切り替わり、受け手側の動画を送信元に送り返す。

 対話の少ない一人暮らしのお年寄りを、スマホを使って支援しようと、安部伸治教授(コミュニケーション科学)の研究室で学ぶ4年生6人が3月に研究に着手した。メンバーの1人の日熊亮太さん(21)=佐伯区=は「子どもや孫から動画メールをもらったお年寄りが、複雑な操作をしなくても返事できる」と説明している。

 このアプリを搭載したスマホを人の形の縫いぐるみへ装着することも想定。お年寄りが人に語り掛けるような感じで話せることが期待できるという。