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日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

動画数分で十数万円…ぼったくりアプリ横行

法外な利用料を請求するスマートフォン(スマホ)向けの“ぼったくりアプリ”が急増している。

 ダウンロードすると、わずか数分間のアダルト動画を見るだけで十数万円を請求されるケースもある。情報セキュリティー会社などが警戒しているのが、こうしたアプリがグーグルの公式サイトで増えている点。これまで500件以上が見つかっており、「公式サイトのアプリでも信用しないで」と呼びかけている。

 グーグルのアプリ配信のための公式サイト「グーグルプレイ」上で、「無料」と表示されたアプリをダウンロードしてみる。アダルト動画を閲覧するためのアプリだ。スマホの画面上に現れたのは、数十種類の様々なアダルト動画のアイコンと、「180日で18万円。3日以内に手続きをすれば9万9800円が必要です。クーリングオフには応じられません」との文言だ。

 さいたま市のアプリ開発会社に電話で「ダウンロードは『無料』と書いてあったが」と質問すると、電話をとった男性は「動画を見るには金がかかる」と説明した上で、「料金については事前に説明しているし、動画も提供しているから詐欺ではない。高いと感じるかどうかは利用者次第」と主張する。

 だが、情報処理推進機構(IPA)は「画面に従って漫然とクリックしていくといきなり請求画面が現れる仕組みで、スマホの操作に詳しくない利用者を狙った悪質な手口」とみる。

 IPAによると、こうした高額請求アプリの相談は増えている。1回で十数万円かかり、実際に見てみると画質が粗かったり、ネット上で無料に出回っていたりする動画が大半という。

(2013年5月8日15時08分  読売新聞)