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日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

360度回転する家:動画 オーストラリア等で、「360度回転する家」が建築されている。その仕組み等を動画で紹介。

わたしは、ツリートップ・ハウスやドームハウス(日本語版記事)など、一風変わった家が好きなのだが、最近のお気に入りは「回転する家」だ。

『National Post』紙の記事によると、プリンス・エドワード島に住むある夫婦が、回転する家を建設中だという。家にあるすべての窓から海が見えるようにするためだ。クールな考えだ。

プリンス・エドワード島では回転する家の建設は初めてだが、オーストラリアではすでに作られている。24個の車輪が付いた回転する土台の上に、円形の家屋が建設されており、2機の700ワットのモーターを動力にして、家全体が1時間ごとに360度回転する仕組みだ。

プリンス・エドワード島の気候では雪によって加わる負荷の処理能力が必要となるため(55トンの雪に対する余裕がとられている)、強度を高めるための設計変更として、車輪を大きくしたり、強度の高い鋼鉄を使ったりなどの対策がとられている。

電気や水道などは家の中心から引き込まれており、1回の回転が完了したら、次は反対側に回転するようにして、電源ケーブルや配管などがねじれないようになっている。建設した人の話では、家を間断なく動かし続けるために必要な電力は、一般的なエアコンで使われる量の半分を少し超える程度だという。つまり、稼働させる費用は確かにかかるが、それほどでもないということだ。

ただし、家自体の価格は130万ドルで、手頃な家というわけではない(プリンス・エドワード島での平均的な家の価格は14万6,000ドルだ)。その値段にふさわしいほど眺めが素晴らしいものであるといいのだが。

いまは2012年なので、この家はマニュアル・スイッチで操作されるだけではなく、iOSアプリがある(そう、回転はオン・オフできる)。
http://wired.jp/2012/06/19/permanent-bedspins-and-a-nice-view-for-1-3-million/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&utm_campaign=wired_jp