お役に立つ動画研究所

日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

無声映画のヒット原則

無声映画では「1.抜け、2.筋、3.役者」が鉄則だったと聞いた事があります。

1.抜け(イチヌケ)とは、映像がくっきりと立体的に映る事で、クリアな映写効果のあるフィルムが映画の必須条件だったようです。
映写ランプも暗い映画館で観客を魅了する第一条件のことです。
・現在のインターネット動画も、作品によっては音声無しでも理解できるように創る必要があり、蛍光灯の会議室で撮影したプレゼン動画もプレゼンターには別照明を当てる必要があります。
◆照明効果を無視したプレゼン動画は見ていて疲れます。

2.筋(ニスジ)とは、ストーリーの事です。この動画で何をアピールしたいのかです。

3.役者(サンヤクシャ)とは、出演者のことで、プレゼンター、キャラクター、商品、動物等をひきたてる事全般をさしていると思われます。

生涯に261本もの劇場映画を監督・製作し、日本映画の黄金時代を築いたマキノ雅弘監督の作品を観ると、
現代の動画作りに参考になる点が多々あります。