お役に立つ動画研究所

日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

カメラマンからディレクターに転身した理由

高3の頃からカメラマン志望で、東京写真短期大学(現・東京工芸大学)に入学して、卒業間近にテレビ映像カメラマンになりました。
日本テレビのニュースや番組の16mm撮影をしてましたが、テレビCMも撮影するようになり35mmカメラを使い始めました。

その頃はCMディレクターという名称はあいまいで、広告代理店制作部の担当者がディレクターも兼務してました。
この方達はラジオCM出身で音声構成や編集はベテランでしたが、映像演出はまだまだという時代でした。

CMカメラマンとして仕事していると演出に不満を持つようになりました。静止画カメラマンは撮影照明をほぼ一人で決めて実行しますが、映像はカメラマン、照明、録音、音楽、ナレーター等分業が原則です。

自分の考えで映像制作をしたいと思うようになり、演出に変身しました。
結果的にTVCMディレクターになった訳です。
分業を統括する、リーダーシップを発揮したいという想いがディレクター転身の理由です。