お役に立つ動画研究所

日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

動画の結末予測について

ほとんどのテレビ視聴者が番組の結末予測をしてますが、落語のように同じ話でも何回繰り返しても飽きない話術があれば、繰り返しに耐えます。むしろ回を重ねる度に感激の重みが出てきます。

18才の写真勉強時代、東京上野の寄席「鈴本演芸場」で7日間毎日幕開けから最後まで鑑賞し、トリの一龍斎貞山師の講談を卒業作品用に撮影したことがあります。落語家・漫才師・奇術・講談師と様々な達人名人達の芸を繰り返し堪能しましたが、飽きることはありません。

番組や動画をオープニングから結末予測が分かっていて楽しむ「水戸黄門、遠山の金さん」は典型的な事例でしょう。
でも「刑事コロンボ」は犯人は最初に分かりますが、解決までの推移に新鮮味があるシナリオ重視の成果でしょう。

NPOやボランティア、又は事業プレゼンテーションに最初から結末予測が出来るのは新鮮味に欠け、革新性が感じられません。
多分、コンセプトの練り上げ不足が原因かと思われます。
動画制作の一番重要な課題です。