お役に立つ動画研究所

日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

昭和30年代のニュース撮影

16mmフィルム1本は100フィート(約30メートル)、撮影時間にして2分45秒程度でした。
簡単なニュース取材、例えば地方の首長が大臣に陳情する場合は1本で撮影完了してテレビ局に持ち帰らなければなりませんでした。その2分45秒から30秒から60秒のニュースに編集して放映するのです。
無駄な撮影は出来ません。ギリギリで撮影するのが常識の時代でした。又、文科系の新人カメラマンが現場でフィルム装填方法が分からなくなり他局のカメラマンに教わるなどの笑い話もありました。