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日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

お金で幸せは買えるの? 先生、科学的に教えて!(動画)

小難しいことを動画でわかりやすく解説してくれるASAP Scienceが「お金で幸せは買えるのか」を説明してくれています。感情論ではなく科学的に考えた時、果たして幸せはお金でなんとかなるのでしょうか?

ボーナスをもらえば喜ぶし、年収が上がれば嬉しい。しかし、人間はお金が増えたというその新たな環境にすぐ慣れてしまいます。ある研究では、米国では年収が7万5000ドル(約640万円)を超えると、それ以上増えても日々の生活の幸福には大きく影響を与えないという結果がでています。また、宝くじなどにあたり大金を手にした人の多くは不幸になっているという報告もあります。ということは、お金で幸せが買えるとは言いがたいでしょう。

最近の研究ではお金で幸せを買うというよりも、お金の使い方によって人は幸せになるというものがあります。具体的には、自分のためにお金を使うのではなく、他人のためにお金を使うとどうでしょうか。研究では、他人のためにお金を使った人はより幸福を感じたと言います。

例えば、募金を集める団体があるとします。集めたお金をその団体がまとめて様々な団体に寄付するのではなく、募金する人自身がどの団体に寄付するのか自分で決めることでさらに満足度が上がるのです。また個人間でお互いのためにお金を使い合うことで、そのチームは満足度が上がるだけでなく利益や団結力もアップすると言います。

これと同じように、1チーム間だけの話ではなく世界中で見ても寄付をすることやプレゼントをすることで、自分自身が幸せを感じるケースは多く見られます。気持ちが満たされることで、幸せを感じることができるのです。

また、自分自身にお金を使う場合、物理的になにかを購入するのと旅行などの「経験」を購入するという2つのパターンで考えてみるといいでしょう。後者の方が長い目でみた時に、多くの場合はより大きな影響を自分に与えることになるでしょう。また、大きな出費=旅行資金などを貯めるさいには、日々のちょっとしたご褒美も忘れずに。そうすることで節約しながらも日々を楽しく生きぬく糧となります。小さなご褒美を与えることで、脳に刺激を送ることができるのです。例えば、30万円のカーペットを買うという1度の体験(たとえカーペットが10年もつとしても)よりも、400円のコーヒーを友達と飲みながら旅行のお金を貯める方が、人はより幸せになるでしょう。

お金は幸せを決定づけるメイン要素ではないかもしれません。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=JSIkdWxotKw

http://www.gizmodo.jp/2013/01/post_11406.html