お役に立つ動画研究所

日活撮影所で「嵐を呼ぶ男」のメイキング見学が19歳の映像修業の初体験でした。

1分30秒の動画で“魅せる”テクニック 6月17日、Evernote Devcup Workshopが開催された。そこでレクチャーされた「審査で勝てる動画の作り方」をレポートする。

6月17日、「Evernote Devcup Workshop」が開催された。このイベントは、今月28日に締め切りが迫るEvernote主催の開発コンテスト「Evernote Devcup 2013」に向けた、エンジニアのための動画制作応援イベント。コンテスト応募時に提出する動画は、必ず審査員の目に触れる。動画がイマイチならそこで終了。いい動画があって、初めて自分が作ったモノに興味を持ち、触ってもらうことができる。

 今回は、ビデオ制作の第一線で活躍するモバーシャル 川合泰祐氏のレクチャー「審査で勝てる動画の作り方」をレポートする。

モバーシャル 川合泰祐氏モバーシャル 川合泰祐氏

成功する動画、失敗する動画

 成功する動画とは「目的とターゲットが明瞭な動画」である。逆に、失敗する動画は「目的とターゲットが不明瞭な動画」だ。

 動画制作にあたり最初に行うべきことは、「目的」を明確にすること。認知度を向上させたいのか、購入意向を向上させたいのか、といった動画の「目的」をはっきりさせることが重要だ。

目的とは?

 次に、「ターゲット」を明確にし、把握することが大切だ。例えば、審査員が全員英語圏なのに日本語で動画を作ることは、言語道断。「年配の方向けの動画なのにテロップが小さい」「音声なしで閲覧するユーザーが多いのにテロップがない」なども、「ターゲット」をきちんと把握していない証拠だ。

ターゲット

 よく、文章を書く際に「5W1H」が大切だと言うが、動画にも同じことが言える。目的とターゲットを明確にしてから初めて、発信したいメッセージを考案するのである。

5W1H